a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

今年の年賀状

今年の年賀状は52円である。

7日以降の投函は10円の切手を貼らなくてはいけないという。

もし、貼らなかったら戻ってくるのだろうか?

お正月から不愉快なはなし。

忘れっぽい私だから、玄関に置いたまま投函するのを忘れるかも知れないから、返事の年賀状ををさっさとポストに入れてくる。

やれやれ・・・。

お正月からせわしないことや。

 

以前は16日まではお正月で「松の内」と言ってどこもお正月気分だった。

不精な人の賀状が1枚15日に郵便受けに入ったりすることもままあった。

その上節分までは「おめでとうさん」と挨拶する人が多かった。

私たちの世代では、今でも1月一杯は新しい年に入って初めてお会いしたらお互いに「新年おめでとうございます」と挨拶し合うけれど。

 

年賀状の話に戻る。

枚数を減らしたけれど、結局昨年とほぼ変わらない年賀状を出すことになった。

忘年会で会った時に「年賀状は出さないことにしましょう」と言ったのに、来た!来た!何枚も。

約束取り決めを忘れてる。

 

受け取る年賀状にはいくつか種類がある。例えば、

表も裏も印刷で添え書きもなし。(出したで〜)

印刷だけどペンで一言優しい言葉が書かれているもの。これは嬉しい。

特に亡夫の友人からの「お元気になさっていますか」と添え書きされていて宛名も少し震える字で書かれているのを手にするとじわーと目が潤んでくる。

 

宛名を印刷せずに自分で書く。(私もこれ)

上手とか下手関係なく、その人の個性が現れて忙しい時に書いている姿まで偲ばれて嬉しいのである。

まあ、最近は、印刷のフォントで誰かほぼ分かるようになってきたけれど。

 

91歳の先輩は老人ホームから下さったし、45年前に入院した時に長く二人部屋にいた今89歳の友達(彼女は癌だった)からも・・・これは希望が沸いてくる賀状。

 

何と言っても嬉しいのは1枚ずつ手書きの(裏も表も)もの。

絵を書いていた時の仲間Mちゃんは遠く離れて住んでいて長く会ってないが、まだ絵筆を使っているようで、鮮やかな抽象画がハガキから溢れそうに描かれて、その上に自分の近況が書いてある。

Mちゃんはかなり年下だが、この年賀状は元気になる。

かなり会いたくなる。

会えない。でも1枚の年賀状は心を繋いでくれている。