a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

年賀状あれこれ

年賀状が1枚戻ってきた。

昔近所に住んでいて小学校で1年先輩だった人。

ある日道で出会って「T小学校に通ってたでしょう?」と声をかけてくださって以来のお付き合いだった。

お互いの子供が同じ小学校に通っていて何かと助けてもらった。

私が病気の時に娘のお弁当を作ってくれたり、一緒にプールに連れて行ってくれたり。

ずっとお付き合いが続いていたのだけど。

 

「住所に見当たりません」と書いて戻ってきた。

老人施設に入ってしまったのか?

住所変更手続きが出来ないほど弱ったのか、もしくは既に亡くなってしまったのか?

ご主人は5年ほど前に他界されている。

男の子2人が居るけれど、マンションは売ってしまったのかも・・・。

昨年の年賀状を改めて見ると、宛名も全て印刷でいつも書いてある添え書きは無かった。

良く分からないけど、これは多分もうお別れにちがいない。(ー ー;)

(ここだけの話だけれど、男の子は親の後始末をしない。

お見舞いをしてくれた人、お別れに来てくれた人、喪中のはがきを出す必要がある人・・・全く放ったらしが多いように思う。)

 

もう1枚は昨年大晦日にYさんの死去通知の連絡がまわって来た。

年が明けて年賀状の中に彼のも入っていた。

「20日に風邪をひいて念のため入院します」と奥様の字で添え書きがあった。

12月12日に忘年会で会って、珍しく二人でしゃべったのだ。

悲しいお別れ。(ー ー;)

 

年賀状で安否の確認も難しくなった。

それと「平成も終わります。これを機に新年のご挨拶も今年で締めくくりにさせていただきます」というのも有ったりする。

これは儀礼だけになっている場合はこの方が良いかもしれない。

 

元気になるのは亡夫の友達からの年賀状数枚。

彼らはパソコンの印刷では無くて自分で宛名を書いている。

しっかりとした字だ。

もう88才を過ぎている筈だけれど、字は震えたりしていない。

懐かしい顔が浮かんで来て嬉しくなる。

きっと書きながら「元気にしてるかな〜」と思ってくれている筈。

10才年上の先輩も、ずっと年上の同部屋で入院していた友達も、自分で宛名を書いて下さる。これは嬉しい。

年末めんどくさくても、やっぱり出さんとあかん。