a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ひな人形を飾る

a-doll2008-02-23

午後から突風が吹いて急に寒くなった。
今日はなんの予定も無く、片付けもので1日を過ごした。ついでにおひな様を出す。
と言ってもごく1部。我が家の雛人形コレクションの1割にもならない。
ガラスケース入りの木目込みのひな人形(1936年のもの)と実家の母が買ってくれた木目込みの立ち雛(写真)。品が良くて大好きなものだが、つらい思い出もある。
夫の叔母は名古屋の人で、名古屋では昔から娘が産まれると、実家から立派な壇飾りのおひな様を送る風習が根強く有った。最近はどこでも孫の為に高価なひな人形を買っているが、娘が産まれた頃は世間では一般的な風習では無かった。
叔母はまことに正直な人で「あんたの親はケチやね、○○さんとこ(義妹の友達)の初節句にお招きを受けたけど(お仲人をしたのだ)立派な壇飾りのおひな様が届いていたよ」と私に言った!
昔から我が家では、代々娘が産まれた時に実家からお祝いとして、超豪華なひな人形が届いていたのだった。
だから見事なおひな様が沢山土蔵に仕舞ってあったわけなのだが。
そんなご大層な物欲の激しい人が居る家だとは知らず結婚した私もうかつだが、親も無知だったのだ。
どうせ、もし壇飾りのおひな様が届いたにせよ、安物や、とかデパートで買ったのやな、とか悪口を言ってケチをつけられたろうと想像出来る。
亡くなった人の悪口はこれくらいにしよう。
私は母の愛が籠ったおひな様に今年もお会いしたのだった。