a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画の効用

a-doll2008-09-12

H子姉は夫と死に別れて4ヶ月。まだ毎日泣き暮らしている。パソコンを覚えたら?と言ったら、2階のパソコンを見るだけで思い出して泣いてしまうから駄目なのだそうだ。義兄さんは2階でパソコンを使ってはったから、階下で使へば良いと思う。
気を紛らすのに映画を見る事を勧めた。次女のSakuraちゃんがDVDを沢山置いて行ってくれている。映画の世界に没頭している時間は、辛い事や心配な事を忘れられる。
昨日夕方携帯にメールが来て早速『プラダを着た悪魔』を観たそうで楽しめたらしい。良かった。
8月にパスポートが期限切れになるので、先月申請をしておいたが、夫の発病の為取りに行けなかったので、今日病院へ行く前に立ち寄って受け取って来た。この先使う時が有るかどうか解らないけれど、無くなってしまうのは寂しいから取得することにしたのだった。
今日パスポートセンターに行って驚いた。
阿倍野分室での業務は今日限りで、『あべのand』というビルに移転する。私が始めてパスポートを取得した時は府庁まで行く必要が有ったが、何度かはあべの近鉄百貨店で更新出来て便利だった。受付の女性に「今日でおしまいやねんね」と言ったら「びっくりしはったでしょう」と言った。
今日は訪れる人も少なくひっそりとしていた。
ALSOKのFさんという人が来た。事務的な用事だったが、夫が倒れた時に駆けつけてくれた人である。電話では礼を言ったが、改めて感謝の気持ちを伝えた。
その後の夫の様態を尋ねてくれて、彼のお父さんは夫と同じ年なので、人ごとと思えないですと言った。この人も優しい。
今日は暑かったのでちょっと疲れた。

昨夜観た映画『クイーン・ヴィクトリア〜至上の愛(Mrs. Brown)』ヴィクトリア女王をジュディデンチが演じている。堂々としていて貫禄充分。恋する女性の愛らしさも素敵だった。
女王は18才で即位20才でアルバート公と結婚した。アルバート公を腸チブスで亡くした後、悲しみが癒えず公務もおろそかになっている。従僕ジョン・ブラウン(ビリー・コノリー)は上背の有る逞しいハイランダーキルトを穿き、髪は後ろで三つ編み。命をかけて女王を守るためにやって来た。
私の好きなイギリス映画。映画はしばらくは病院の夫の事も心配せずに、心を遊ばす事が出来る特効薬である。