a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

6月の第二日曜の今日は『花の日』で、礼拝が終わった後昼食を摂ってから、16人のメンバーで、近くの老人ホームにお花を届けに行った。
花の日』とは、花が野山に満ちているこの季節に、子ども達が花を摘んで、おまわりさんや消防のおじさんのように日頃世話になっている人々へ、感謝を表す為にお花を届けたのが始まりのキリスト教の行事である。アメリカで始まった。
バレンタインデイとか、母の日、クリスマスは日本でも盛んだが、『花の日』は知られていない。

集まったお年寄りを前にして、お花を贈呈したあと、1時間のプログラムで、懐かしい童謡や親しまれた賛美歌を一緒に歌ったりして遊び、牧師先生のお話を挟んで、ゴスペルフラを踊った。曲は『君は愛されるために生まれた』。
お年寄りたちはひと時でも楽しんで下さったかな。

童謡でわらべ歌『かごめかごめ』を、遊びの実演(?)つきで歌ったらお年寄りたちは『かごめかごめ』を知らない、と言った。
そういえば、私も遊んだ記憶が無い。私たちは子供の頃同じ遊びかたで、
♪坊さん坊さんどこ行くの、あの山越ーえて酢ウ買いに、おまえらついて来たら邪魔になる、このかんかん坊主かん坊主。後ろの正面だ〜れ♪
というのだった。べたべたの大阪弁のメロディーだ。
教会のメンバーは誰も知らないと言う。娘も知らない。
私は老人ホームの入居者に極近い世代だから、坊さんバージョンだったらお年寄りは多分知っているだろうと思った。
でも、教会の奉仕で慰問するのに、かんかん坊主の歌詞では不味い。採用不可だ。
帰宅後、確かな歌詞が知りたいと思ってネットで調べたら、中には(島根県)最後の『後ろの正面』の所が『後ろの精霊』となっているバージョンが出て来た。
後ろに座る『しょうれん』って何だ?
間引きされたり、早世した子供たちの幽霊か。恐ろしいわらべ歌である。
瓶を持って酒を買いに行く坊さん。それを酢だと偽って出掛ける坊さん。付いて来たらばれるから、邪魔だと追い返したのだろう。
♪かんかん坊主かん坊主♪と歌いながら、真ん中に座っている鬼になった子の頭を叩く仕草も入った、昔の遊びの歌は不気味。