a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「プロテスタントを生み出したもの」

日曜礼拝メッセージより
ローマ1:16〜17
10月31日は、マルティンルターの宗教改革の記念日である。
ルターは1483年ドイツで生まれた。
両親は農民であったが、上昇志向が強く、厳格で、ルターを厳しく育てた。
些細ないたずらや、間違いにも鞭打たれ威嚇する様な教育で、それがトラウマとなり、絶えず罪の意識に苛まれ、正義の神を恐れた。
法学を学んでいたが馴染めなかった。
転機が訪れた。
ある日草原で、雷に逢い恐ろしさの余り聖アンナに「助かったら修道僧になります」と誓いを立てた。
修道僧として熱心に修行に励むが、ローマ巡礼で見た腐敗しきったカトリック教会と修道僧の行いに愕然とした。
その頃は聖書はラテン語で書かれていて、一般人には読めなかった。
ルターは熱心に読み、目が開かれた。
パウロが書いた「ローマ人への手紙」の「神の義」の解釈である。
 福音は、信じる全ての人にとって、
 救いを得させる神の力です。16節
 なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、
 その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。
 「義人は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。17節

神の義の、は、神からの義という意味である。
信仰によってのみ義とされる。正しさが自分の上に注がれた神の恵みである。
ルターを苦しめた正義の神の意味が、聖書を読んで新しく発見したことで解ることは、
1、死の恐怖が無くなる。
 わたしのことばを聞いて、わたしを使わした方を信じる者は、
 永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、
 死からいのちに移っているのです。ヨハネ5:24
2、愛の神である。
 わたしの目には、あなたは高価で尊い。
 わたしはあなたを愛している。イザヤ43:4
愛して下さっているから、一人子を私たちの罪のために、十字架に掛けられたのである。
3、神を喜ぶ生活。
 神さまのために頑張る、というのではなく、「十字架をありがとう」と喜ぶ生活がしたい。