a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「ブラックスワン」

プリマになる夢が、子どもが宿ったことで挫折した母。
その母に管理されて暮らしているニューヨークのバレリーナのニナは「白鳥の湖」の主役に抜擢される。
新しい振り付けは、白鳥も黒鳥も両方を踊るというものだった。
真面目で素晴らしい踊り手であるニナは白鳥役は完璧だが、問題は黒鳥の方だ。
お色気に欠けるのだ。
彼女は精神的に不安定。無意識に血が出るまで引っ掻いたりする。
ニナを演じたナタリー・ポートマンは素晴らしい。
刻限まで鍛え上げた硬質な体。
完璧な美しさである。
素晴らしい映画だが、もう一度見ようとは思わない。
洗面台で血が流れたり、皮膚を毟ったり、幻覚とはいえ、不気味なシーンが多く肌触りの悪さを感じる。
私の苦手な感覚だ。
ただ、黒鳥になって踊るシーンは圧巻。
しかし、それも、手の皮膚が変化して黒い羽根が生えて来る映像はぞーっとして不気味でやっぱり嫌だ。
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