聖書の集いより
聖書 出エジプト2:1-10
15-20、21
民数記 12:1-15
モーセは3人兄弟の末っ子。
兄は3歳年上のアロン。後に祭祀に任ぜられる。
一番上が姉のミリアム。今日の主人公の女性である。
1、少女ミリアム 出エジプト2:1-10
ここではまだ名前が出ていない。しかしミリアムのことが記述されている。
ミリアムは母親から赤ちゃんの弟モーセの命に関わる重大な仕事を託されるほど利発な少女だった。
(男の子が生まれたが可愛いのを見て三ヶ月の間隠していたが、隠しきれなくなって、パピルス製の籠に入れ、ナイルの岸の葦の茂みに置いた。
ミレアムは遠く離れて立って見ていた。
パロの娘が水浴びをしようとナイルに降りてきて籠を発見し、中に可愛い男の子が泣いているのを見た。
彼女はその子をあわれに思って「これはきっとヘブル人の子供です」と言った。後にその子は王女の息子になって、モーセと名付けられた。)2−10節
隠れて見ていたミリアムが、エジプト王の娘がゆりかごの中のモーセを可愛いと思うのを見て、とっさに「ヘブル人の乳母を呼んで参りましょうか?」という言葉には、ミリヤムが勇気と機知に富んだ少女であることがわかる。7節
2、民の指導的役割を果たすミリアム 出エジプト記15:20、21
紅海を奇跡的に渡ることができたイスラエルの民は、神への賛美を体一杯に表現する。
この時に指導的な役割をしたのがミリアム。
ここで名前と関係が記され、また歌の上手な女性であり、しかも女預言者よ記されている。
民からも一目置かれた指導的な人物であった。
3、神に裁かれたミリアム 民数記12:1-15
ミリヤムは弟モーセを非難した。
・何を非難したのか
モーセがクシュ人(エジプト人)を妻にしたこと。
しかもそれは表面的なことで、根にあるのは「嫉妬心」であった。
ミリアムはモーセが神に与えられた権威を一般化し、自分たちにも特権があるのではないかと思った。
しかし、これは身の程を弁えない分を超えた高慢の罪であった。
・神の裁定
それぞれに賜物がある。6節
しかし民全体を導くために指導者を立てられた神を恐れなければならない。7、8節
思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。
いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、
慎み深い考え方をしなさい。 ローマ12:3