a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

70才の日本国憲法の誕生日

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すずらんが咲き出した。

神様は何と愛らしい花を作られたのか。その上清々しい香りまでつけて。

 

今日は憲法記念日

70年前、私は小学校5年生だった。

終戦の日から2年近く経って、戦後のひどい食糧難も少しましになっていた。

少しづつ平和な生活に戻りつつあった頃だ。

学校に行くのが楽しくてのびのび過ごしていた。

 

憲法が発布されるので「ポスターコンクール」が校内で開催された。

憲法ってナンノコッチャ?と思って、当時同居していた姉のお婿さんに教えを乞うた。

彼は戦地から復員してすぐに父の会社に入社した。

有能なのを見込んだ父は、大切な長女(C子姉ちゃん)のお婿さんとして強引に我が家に迎え入れたのだった。

なかなかのハンサムで姉も一目惚れした・・・という戦後の平和な時代の話。

 

義兄は「日本はもう戦争をしないと約束したのや。これは日本の国や人々の大切な決まりごとやから大切にせんとあかん。

天皇陛下は日本の象徴となられた。」と教えてくれた。

ポスターの図案も国旗をアレンジしたら良い、とアドバイスをしてくれた。

 

私が描いたポスターは何と!コンクールで金賞を貰った。

手元に残ってないので残念だけど、私は戦争中惨めで哀れな問題児で萎縮していたからとても誇らしい出来事で、生涯の中で一番輝いていた頃かも知れない。

 

戦争中のひどい生活を知っている人は私も含めて皆高齢化してしまった。

政治家は本当の戦争の恐ろしさを経験している人は居ない。

 

70歳になった日本国憲法。大切にしなくてはいけない。