相変わらずの猛暑。
姪が古いマウスを送ってくれた。
上手く動いてくれる。
やれやれ。
これで肩こりともおさらばである。
というわけで今日も行きます。
好きな映画百選no.7
1953年アメリカ映画「ローマの休日」ウイリアム・ワイラー監督
誰でも知ってる有名な映画だけど、何度見ても感動する良く出来た映画である。
映画が公開された時、私は高校3年生だった。
クラスの女性(16人)殆どが観た。
当時、学校は土曜日も休みでその日は映画を観に行っても良かった。
図書館に行くと映画の割引券が貰えたのだった。
だから沢山映画を観て本が読めた。
その間にちょっとだけ勉強した。
映画は学校では評判になって大騒ぎだった。
同じクラスにMさんという少し太めで美人の友達がいた。
内気な性格なのに、ある日「ヘプパーンカット」にしてきた。
当時の高校生は耳の下あたりで切りそろえるか、私のように三つ編みおさげだった。
その日の朝、私たちが目にしたMさんは超短いショートカットで、全員衝撃を受けた。
彼女は「恥ずかしいから見んといて〜」と下を向いて頭を抱えていた。
大人の女性でも短い髪はまだ無かった。
如何に斬新であったか。
彼女は卒業してから同窓会にも出なくなって、電話をしたら「息子が盲腸の手術で」とか「姑の何とかで」とかいつも理由を並べて欠席なので、会えないまま年月が経ってしまった。
あの日のオードリーはどんなお婆さんになっているやら。
王女の役のオードリー・ヘプパーンは、当時の世界中の少女たちの憧れの対象になったのだった。
アン王女は欧州視察旅行の最後の訪問国イタリアでくたびれ果てている。
医者に安定剤を注射されてから外へ脱出したものだから・・・そこにペックさんが現れる。
新聞記者のジョー・ブラッドレーのグレゴリーペックも素敵だった。
市場で安い赤い靴を買う王女。
トレビの泉の前の美容院に入った王女。
長い髪の毛を短く切ってもらう場面は、新しく生まれ変りたい王女の気持ちに胸打たれた。
またこれが飛びっきり可愛らしい。
ショートカットに憧れたな〜
懐かしい青春の映画なのである。