a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

好きな映画百選no.13「いつか晴れた日に」

台風はようやく過ぎ去った。

余り被害もなくて良かったが、これからも大きな規模の台風は来るに違いない。

久しぶりに山口県に住む妹と電話で喋った。

 

 

好きな映画百選no.13

1995年アメリカ・イギリス映画「いつか晴れた日に

この映画もジェーン・オースティンの小説

「分別と多感 Sense and Sensibility」を映画化したもの。

 

高慢と偏見」と同じように、相続問題を発端としたロマンチックな恋物語である。

時代も同じ19世紀初頭。

貴族のダッシュウッド家には3人の娘がいて母親は静かな人。

ダッシュウッドが亡くなった。

相続するのは先妻の 息子である。

豪華なお屋敷もすべての財産は息子が貰って・・・母娘はたった500ポンドの年金だけを相続した。

 

 

長女エレノア(エマ・トンプソン 脚本も)は頼りない母の代わりに生活を立て直す。

生活のやりくり、召使への気配りなどは彼女の仕事である。

 

息子の妻のファーリーは意地悪で欲ばり。

早速ロンドンから引っ越して屋敷に住み始め、親娘を追い出す。

親子は海岸沿いのコテッジに住むことになった。

お屋敷の使用人は20人ほど居たが、使用人も2人だけになった。

 

エレノアの恋の相手はエドワード(ヒューグラント)。

善人だけど優柔不断で煮え切らない見ていてイラつく男にヒュー・グラントはぴったりのはまり役である。

次女マリアンヌ(ケイト・ウインスレッド)は情熱的で、嵐の日に助けられたウイロピーに魅かれる。

 

物語はこの家族と親族のお気楽な貴族の生活ぶりが延々と続くのだが、お屋敷も庭園も美しく、馬車で走る景色は夢のような美しい映像は見飽きない。

 

男性も女性もお金で心が移り変わる。

エレノアの落ち着いた我慢強い美点は貴族の娘には珍しいかも知れない。

 

田舎の美しさに比べロンドンの道路の汚いこと。

馬車で行き来するものだから、道は馬糞だらけ。

そこを絹の靴でスカートをたくし上げて歩く。

リアルな描写である

 

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2008年イギリスBBC放送の「分別と多感」

  これも良かった。

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ジェン・オースティンの作品の映画化は他にも「エマ」「待ち焦がれて(説得)」「「ノーサンガー・アーベイ」「マンスフィールド・パーク」等が有る。

どれも面白い。

 

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