今日は楽しかった。
N先生の生徒さんによるコンサートが我が家で行われた。
一部と二部に別れていて、皆さんドレスも着変える。
歌謡曲あり、シャンソンあり、ミュージカル、カンツオーネ、オペラのアリア等何でも有りだ。
N先生は各自の好きな歌を歌えるように指導してはるみたいでそれも良い。
ホームコンサートと言うのは歌い手にとっては意外と難しいのだ。
客の目や耳が近い所にあるから、必要以上に緊張するみたいだ。
一部では途中で歌詞を忘れて立ち往生する人も続出した。
適当にごまかしたら良いのにと思うが。
インターミッションではケーキと珈琲か紅茶が出され私もお相伴にあずかった。
二部ではかなりリラックスして実力を発揮出来たようだった。
音程が下がろうと、声がひっくり返ろうと、鶏の首を絞めたような声が出ても、かまわない。
ドレスで着飾り、楽しく歌うことで人生を前向きに生きている素敵な人たちばかりなのだ。
ただ、聞かしてもらう身になれば、気分良く居眠りしながらと言うわけには行かない。
かなりのストレスである。
ランちゃんは面白かった。
庭でずっと昼寝をしていたが、最後にN先生が「アヴェ・マリア」を歌う時になったら起きて来て、ガラス越しに座って聴いている様子だったようで、流石にこちらのお宅の犬は耳が肥えてると皆が感心していた。
疲れたが久しぶりに我が家でピアノの音がし、楽しいざわめきが有り嬉しかった。
