a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

娘の本

a-doll2005-09-18

我が娘はネットで本を買い、それを日本の我が家に届けさす。
何かのついでに私がボストンに届ける仕組みになっている。
だから、私は娘が読みたい本を先きに読めるわけだ。
今回は「ドクトル・マンボウ」の北杜夫の一人娘である斉藤由香さんの随筆「窓際OLのウフフな夜、トホホな朝」が入っていた。
週刊新潮に連載していたのを本にしたものだが、最初はしもねたが多く何これ?て思いながら読み進めたが、北杜夫の凄まじい躁鬱病に翻弄される母と子の描写が健気で涙が出た。
病には色々種類が有るが、躁鬱病の躁は特にやっかいみたいだ。
本人は精神病医なのに良く効く薬などは無いのかしらん。
由香さんは歌人斉藤茂吉の孫である。
これからも才能を存分に発揮して面白い随筆を書いて欲しいと思う。
夕飯を済ましてから夫とビールを持って屋上に上がる。
今夜は十五夜、まんまるなお月様が輝いている。
夫は俳句をひねり、私はぼーっと月を眺めてビールを飲んだ。
写真は我が家の裏庭に咲いた曼珠沙華
お彼岸が近付くと忘れずに咲く。隣の家との間のブロック塀の際に球根が埋まっていて大きくなれずたった三輪しか咲かないが季節を教えてくれる可愛い花である。