a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画『ザ・ハリケーン』を見る

ちょっと暑い日になった。月曜日で掃除の日、汗をかく。夫は俳句の会で豊中まで出掛けて行った。
午後はチクチクパッチワークを楽しむ。FM放送でビアソラなど聴きながら至福の時を過ごす。
夜BSで見た映画『ザ・ハリケーン』は良かった。
黒人ボクサー、ハリケーン(デンゼルワシントン)は冤罪で終身刑で牢に入っている。黒人への差別と個人的な憎しみではめられて、殺人犯人にされてしまったのだ。牢の中で執筆した本が爆発的に売れて、釈放運動も盛んになるが、裁判を覆す事は出来ない。
ブルックリン育ちの黒人の少年レズラがカナダ人の活動家の応援で教育を受けるようになった。字が読める様になり初めて古本市で買ったのが、ハリケーンの自伝。
感動したレズラは手紙を出して文通を始める様になり、カナダ人の保護者も釈放活動に立ち上がる、と言う実話を元にしている。とても感動的な映画だった。
デンゼルワシントンのボクシングの場面も凄いが、牢の中での絶望に打ち拉がれる姿に鬼気迫るものが有る。
それにしても、差別する側の白人は何であんなに憎らしい顔の俳優をそろえてあるのかと笑ってしまった。