a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

貴志康一の曲

帝国ホテルでのチャペルコンサートに行った。
ヴァイオリニストで作曲家でもある『貴志康一』の没後70年。彼は1909年生まれで今は帝国ホテル大阪が建っている「桜ノ宮」で幼児期を過ごしている。
ヨーロッパに留学し、多くの曲を作った。
ヴァイオリン曲「竹取物語」は1949年、ストックホルム湯川秀樹博士のノーベル賞授賞式パーティーで演奏されたので有名だ。
今日は私達同窓会コーラスの指導者である中村佳世子先生が、歌曲を6曲と、オペレッタのアリアを歌われた。
歌曲もヴァイオリン曲も、底には日本の旋律が有って、その上にヨーロッパのおしゃれなな感覚と技術を混ぜて、独特の哀愁の有る素敵な曲ばかり。
また大阪人特有の明るさと、裕福な家庭に育った多らかさ等が混ざって魅力溢れる個性的な曲が多い。貴志康一は惜しくも28才で亡くなってしまった。ドイツではベルリンフィルを指揮し、フルトベングラーとの交流も有ったと言う。
今夜のヴァイオリン演奏は 錯伸司氏、美しい澄んだ音色で聴かせてくれた。
こんな素敵な曲の数々を埋もれさせないでもっと演奏する機会が増えると良いなと思う。
昨日観た映画『僕はラジオノースカロライナの高校でアメフトのコーチが障害の有る青年と心通わすという、実話を元にした心が温まる映画。コーチ役はエド・ハリスが好演。