a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

2年ぶりに会った姉

2年ぶりにT子姉に会った。
姉は84才で高齢になったので、生きている間に姉妹達に逢いたいと希望していて、その機会を作る為に一緒に場所の下見に出掛けた。
一回り小さくなった姉。少し前屈みで、歩く速度も超ゆっくりだ。
心斎橋で日航ホテルレストラン街、そごうの13階のレストラン街を物色する。
結局、窓から東の方角に大阪市内が一望出来るそごうの『竹葉亭』が最終候補に残った。でも今日の食事は『すし萬』(夫のお気に入りの店)の窓際の展望が良い席で大阪寿司を食べた。
姉は食も細くなっていてゆっくり食べていた。
でもしゃべるしゃべる、この後、大阪の古いお店の入っている階をゆっくり歩き回って絵はがき等求めてから、ウエッジウッドのティールームでもしゃべって、2年分の溜まった話を一杯聞いた。
孫のYちゃんが大手の銀行に就職が決まったこと(えーっもう卒業なの?)去年Y君がF大学工学部、CちゃんがM大学に入学したこと、初めて聞いてびっくりした。親戚の情報が入っていなかったことに驚いた。
姉とは電話で良くしゃべっているのに。
余り孫の話をしない人なのである。
それと今まで聞いたことの無かった、同居のお嫁さんの不満を始めて聞いた。言いながら姉は、女性の品格には外れるから余り悪口は言わない様にしようと思っている、と自分を戒めているのだそうで、いじらしい。
2所帯住宅というのもしんどい。
「お嫁さんもそろそろ更年期だし、幾ら2所帯住宅と言っても姑との同居はうっとしいものやから、H子さんの身にもなって辛抱しときね」とアドバイスした。
今日私とショッピングとお食事が出来て嬉しかったらしい。お嫁さんとは一緒に買物に出たことは無く、家族での外食も留守番することも多いというから、同居でも疎外感が有って孤独なもの、少し哀れに思った。
難波で別れ、電車に乗るまで見送ったが、ゆっくりゆっくり歩く姿を見ていると涙が出そうになった。
姉妹5人が一同に会する日が楽しい日になる様にしたい、とつくづく思ったのだった。