a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

アメリカの美味しい血

昨夜H子姉が電話をくれて「Dollyちゃん元気に発った?」と聞いてくれた。
それから夫が「少ししゃべったらしいよ」と報告するとすごく喜んでくれた。
『這えば立て、立てば歩めの親心』とか『3歩進んで2歩下がる』とかが今の夫に当てはまる言葉だと言った。
最近姉は夫を失った悲しみから少しづつ抜け出しているらしい。「ああ、今日は一度も泣かなかったわ」と思う日が増えて来たと言う。良かった。
お互いにいたわり合いながらおしゃべりした。
「それじゃ、お互い鼠に引かれんように、戸締まりちゃんとしてね」と電話を終わった。2人とも大きな家に一人っきりなのである。
今日の夫は静かだった。1時間程しゃべったり(私の一人しゃべり)、音楽を聴いたり、DVDを見たりした。iPodをパジャマのポケットに入れたら自分で出そうとしたので持たせてあげる。音楽は目をつむってしまうが、DVDはしっかり目で追っている。
「お家に帰りたい?」と聞いたら「うん」とうなづくので、可哀想だった。早く連れて帰れるようになって欲しい。
送迎してくれた英会話の友達T子さんは「かなり解ったはるよ」と言ってくれた。
夕方、庭で掃除をした。この数日全く蚊に刺されなかったのに、今日は沢山刺された。アメリカの食事をした珍しい美味しい血だ、とターゲットにされていた娘がアメリカへ行ってしまったからである。
蚊にとっては「不味いけどしゃあないから我慢しとこ」ってな具合なのか。