a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

追っかけの批評は

a-doll2009-02-24

昨日電話をくれた一人N川さんは、コンサートを観て面白いことを発見した。前奏が始まるとソプラノの辺りの楽譜が揺れるらしい。何故かな、とよく見たら首を振ってリズムを取っているのを発見したという。うちの合唱団のソプラノはお年寄りが多くて、首を振ってリズムを取るものだから出遅れるしテンポが自分勝手になって遅れてしまうのである。
でも難しい曲をよう練習して歌ったね、と褒めてくれた。
客席でご主人に逢われへんかったのが淋しかった、とも言った。
今まで夫は唯一私の『追っかけ』で、どんなホールにでも聴きに来た。コンサートが終わると聴きに来てくれた友達を引き連れて食事に行ったりもしていた。
その代わり、帰るとうるさい批評を聞かされる。オーケストラのホルンがミスったとか、ソリストがも一つやったとか、並び方が悪かったとかステージへの上がり方やら、楽譜の持ち方、等々重箱の隅をつつく様にごじゃごじゃ批評してくれる。
一昨日のコンサートなら、さしずめ「Sさんが転けはったやないか、何で転けん様に手を繋いで上がったれへんねん」と言っただろう。安物のドレスなのでスカートが足にまつわりついて歩き難いのだ。(これを改善するのは今後の課題である)うるさい批評家の追っかけは要らないけれど、かなり上手く行ったコンサートはやっぱり聴いて欲しかったと思った。