a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ラークライズ

暑くて買物に出掛けただけで、あとは読書。
lalaチャンネルで放映されたイギリスのテレビドラマ「ラークライズ」の原作を読んだ。
フローラ・トンプソンの原作は3部作だが、まだ1作しか出版されていない。
イギリスでは人気のこの物語の初版は1939年。
戦時中で日本では翻訳される機会を逸したのだろう。
ローラ・インガルスがアメリカのローラなら、この主人公はイギリスのローラと云われている。
19世紀ヴィクトリア時代の末期、小さな村で育った主人公ローラの目から見た村の生活や人々が生き生きと描かれている。
農場主に搾取されながら、貧しくても真面目に生きる村の人々。
貧しい中でも生活を楽しみ、いたわり合って暮らす優しい人々。
小麦が実ると、村はまるで金色の海に浮かぶ島のよう、と表現しているように、美しい花や広々としたイングランドの風景が描かれている。
大草原の小さな家」がテレビドラマから人気が出たように「ラークライズ」も是非大勢の人に読まれて続編も刊行されて欲しいと願う。

ラークライズ

ラークライズ