a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「マリア」

クリスマスがイエスさまの誕生日であることを忘れて、ケーキを食べる日、サンタさんからプレゼントをもらう日、とだけ思っている人に是非観て頂きたい映画である。
原題「The Nativity Story」。
聖書のマタイの福音書、ルカの福音書に沿ってほぼ忠実に描かれている。
ユダヤのナザレは石と土で出来た貧しい村で、ユダヤの王ヘロデは重税をかけ人々を痛めつけている。
マリアは婚約者があるのに懐妊した。ヨセフは悩むが夢で神の子であると告げられ、マリアを守ることを決意する。
ローマ帝国アウグスト皇帝の住民登録の命令が出たことで、ヨセフはベツレヘムにマリアを連れて過酷な旅をすることになった。
東方の3人の博士も同時進行で描かれている。ラクダに乗って、沢山の荷を運ぶためのラクダも連れて、明星に案内されてベツレヘムに向かう。
イエス誕生の場面は感動的である。
汚い馬小屋での誕生。光り輝く赤ちゃんのイエス。
喜んで集まる羊飼い達。ラクダの背から下りて宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬、を捧げる博士達。これこそ、The Nativity Story。
やがて、ヘロデの命令でベツレヘムの赤ん坊を殺しにどやどやとやって来る。
「ヨセフ起きなさい」と主の使いの声がして、ヨセフは母子を連れて、エジプトへの逃避行となる。
聖夜の曲が流れて感動の映画が終る。

お薦めの映画である。マリア [DVD]