a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

告別式

Tさんの告別式に列席した。
教会の礼拝堂での、花が飾られただけのシンプルな告別式はいつも通りだが、その中で驚いたのは遺影であった。
それはシックなドレスのTさんの全身像で、ダンスのポーズをとっていらっしゃる。
おしゃれだったTさんが、生前「遺影はこれ」とご長男に指示されたという。
自宅で、凄絶な最後を迎えられたのだったが、苦しい中で、神さまの腕に抱かれ天に召される日を思い焦がれながら、ご自分のお別れの式のことも、楽しみにして居られたのではと推察する。
Yさんの奏でるヴァイオリンの「主我を愛す」も素晴らしかった。娘が奏楽の奉仕をさせて貰う。
毎日「この今も痛みで苦しんで居られる」と思うと辛かったが、今日お見送りしたとき空は真っ青に晴れ渡り、笑顔で天国に向って居られるのを実感した。