a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

災害で思うこと

睡眠のリズムが狂っている。昨夜も眠りが浅く2時半に目覚めてしまった。
今日は雨が降るし眠いし調子が出ない。
テレビは最小限しか見ないが、それでも被災地の状況や、原発の消防車の放水の話を耳にするから、気が晴れないのだ。
だからと言って、私が何かをして助けることも出来ない。
普通にお風呂に入ったりご飯を食べたりテレビを観ていることに罪悪感を抱いてはならないと思う。
今日は、4月に開催される湖北での花見のお誘いのメールリンクに、参加の返事を出した。企画してくれた人たちも悩んだ末、計画通り実行しようと決めた様である。

阪神淡路の震災のときも、しばらくは胸が塞がって体調も悪くなった。
あのとき、鬱々した気分の中で何か気の晴れること・・・と考えて、1週間家を開放して、お雛様を飾りドールハウスビスクドールを全部出して「ドールフェスティバル」をやろう、と決めたのだった。
友達に案内を出した。100枚の案内状だったのに、その倍ほど沢山の人が来た。
「お雛さん見せてもらって気が晴れた。」と口々におっしゃって下さり、楽しい1週間を過ごせたのだった。
中には神戸から来てくれた友達もいた。生々しい状況を話してくれたのを覚えている。
今の私にあの頃のエネルギーは無い。
友だちが企画してくれた楽しそうな花見に参加したら、気分がきっと晴れるだろう、と思ったのである。

まだ続く余震。先の見えない原発。東北関東の人々にとっては、どう考えても鬱陶しい春だろう。
災害に会った人々のことを思いやることを忘れてはいけないが、せめて関西に居る私たちは、明るく元気に過ごさねばならないと思う。

今日はクロアチアの友だちから、見舞いのメールが来た。
中でも心配してくれるのは放射線の被害だ。
いつでも、逃げて来てくれたら受け入れるから、と言ってくれる。そう言ってくれるだけでも、嬉しく心が温まる。