a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

懐かしい便りの数々

f:id:a-doll:20210527145221j:plain

本棚の整理をしていて、余り開かなかったファイルをみたら、中から手紙や葉書が沢山出て来た。

今ならメールとかラインとか電話で済ますだろうけれど、2〜30年前はまだ「お礼状」を出すのがレディとしての常識という時代だった。

お雛様とドールハウスのささやかな展覧会を家で催したが、その時に頂いたもの。

 

頂いた便りの殆どは年上の女性からので、今見ても感動する見事なお便りばかり。

なので、便りの差しだし人の半分以上の方はもういらっしゃらない。

 

心を込めて絵を書いて下さったのもある。

右上のはAさん。

雛壇やドールハウスや市松さんやビスクドール、壁にかけたリース、窓辺の水栽培のヒヤシンスも描いてくださっている。

 

真ん中の「カシニョール」の絵葉書をくれたのは三つ年上のMさん。

前の住まいの隣人だった。

・・・風の便りでアルツハイマーだとか。

もう会えないし、消息も分からない。

 

こんなで古い手紙の束なんか出てくると、親しくしてもらったのに殆どの方はもう会えない人で、悲しくなってしまう。

見なければ良いのだけどね。

 

実はこんな懐かしい手紙や葉書の束が、まだ引き出しにぎっしり詰まっている。

読んで捨ててしまうか、それとも読まずに捨てるか、それともそのままにしておくとか。

雨の日は憂い悩み多し。