a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「ヤコブの逃避行」

礼拝説教より
創世記28:10〜22
ヤコブは、偽装工作までして、相続権を兄エサウからむりやり奪い取った。
今ヤコブは、怒っている兄からの逃避行のさなかに在る。
1000キロ離れた場所まで逃げたが、恐怖は増すばかり。兄エサウは猟師であり、丈夫な体を持つアウトドア派だから、追いかけるのも容易い。
一方ヤコブは家にこもるタイプ。幾ら遠くまで逃げても安心出来ない。
そのヤコブに起こったこと。
1、旅の中で神を知る。
夢を見た。
梯子が架かって天から神のみ使いが上り下りしている。12節
御光がさしている状態である。Jacob’s ladderといわれる。
主がそばに立たれて仰せられた。「あなたの横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫に与える」13〜14節
ヤコブが100%悪いのに、捨てられて当然なのに、特別扱いのように思われる。
神は罪人を憐れんで祝福されたのである。
私たちは自分の罪深さを思うとき、ヤコブを責められない。
パウロの様な人さえ、自分のことを罪人の頭である、といっている。
これは、不当を承知の上の特別な神の哀れみの愛なのである。
2、旅の意味が変わる。
逃避行であるのに、子孫のための土地の下見の旅行に変えられた。
人間は全ての事にいつも一喜一憂している。そのレベルを超えた神の業である。
3、謙遜ということを知る。
ヤコブに人格的な清めをなされた。
ヤコブの誓願は謙虚なものであった。20〜22
争いは高慢な心が起こす。
ヤコブの心の変化は何と言う喜びであるか。