a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

イサク(2)ー「判断ミスのつけ」

急に蒸し暑くてなって伸びてしまった。

今日からは熱中症対策に切り替えなくては。

熱中症レベル厳重警戒」

  

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イサク(2)ー「判断ミスのつけ」

聖書 創世記27:1-37

前回ではイサクの物欲のない優れた人柄を学んだが、

今日のイサクはつまらぬことから判断を誤って大きな災いを招いてしまった話。

 

1、寿命に関する判断ミス

イサクは年老いて目が見えにくくなってしまった。

「いつ死ぬかわからない」と長男エサウ家督相続をさせようと思った。

(なんとイサクはこの後43年も生きた!)

しかし、このあまりにも早い家督相続は、2人の双子の息子たちの大きな争いになった。

「急いてはことを仕損じる」と諺にあるように焦って先に行動を起こし失敗することもある。

早く備えねばならないのは、

 あなたはあなたの神に会う備えをせよ。  アモス4:12

 

2、神の御心に関する判断ミス

神の恵を伝えるべき使命を継ぐものは、弟ヤコブであることが神の御心であった。

このことは2人が生まれる前から示されてイサクも知らない筈はない。

リベカの双子の胎児はお腹でぶっつかりあった。

どうなるのかと主の御心を求めた。

 すると主は彼女に仰せられた。

 「二つの国があなたの胎内にあり、

 二つの国民があなたから別れ出る。 

 一つの国民は他の国民より強く、

 兄が弟に仕える。 25:23

 

それを知りながらなぜなのか?

理由はイサクが息子エサウの作る肉料理が好きだから、というかなりお粗末な理由。

 私の好きなおいしい料理を作り、ここに持ってきて私に食べさせておくれ。

 私が死ぬ前に、私自身が、おまえを祝福できるために。 27:4

しかしこれは笑えない。

**したい、という欲望が強すぎると神の御心が判断しにくくなる。

 

3、問題の処理に関する判断ミス

父イサクは長男エサウに、母リベカは次男のヤコブ家督相続させようとした。

親の考えがばらばら。

夫婦の亀裂が生じたのには伏線は既にあった。

 イサクはエサウを愛していた。

 それは彼が猟のの獲物を好んでいたからである。

 リベカはヤコブを愛していた。25:28

この問題の未処理が大きなツケとなって現れたのだ。

夫婦の考えや感覚は違うことも多い。

どうすれば良い?

 もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。

 三つ撚りの意図は簡単には切れない。 伝道者の書4:12

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*偽装工作

妻リベカは夫イサクの目が悪いのを利用してエサウが帰宅する前に、急いで料理を作り、ヤコブエサウの衣服を着せ、その上エサウは毛深いので、子やぎの毛皮を彼の手と首にかぶせてやった。

イサクは着物の匂いと触った毛深い手でエサウだと思ってしまった。

イサクは騙されてヤコブを祝福したのであった。