Mさんの猫ちゃんの話。
昨夜夜中に警備保障の人とお巡りさんが、突然家に入ってきて、ベッドの側に立ってパッと懐中電燈をMさんに向けて照らしたのだそうだ。
Mさんは寝ぼけて目をぱちくりさせたが、どうも猫ちゃんが非常ボタンを押したらしい。
熟睡していたので家中に鳴り響く非常ベルにも気づかず、電話の連絡にも気づかず、玄関のチャイムも気づかず、警備員さんたちは「これは？」と、ついにベッド際まで入って調べに来たのだ。
猫ちゃんは賢いから油断できない。
ところでその時、最近飼い出したワンちゃんは、隅の方で小さく「ワン！」とお巡りさんに吠えたのだそうだ。
Mさんのような熟睡型の人には、番犬より警備保障が必要だ、と納得する。
それにしても、寝ている時いきなり懐中電灯に照らされたらびっくりするだろうなあ。
