a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

姉宅訪問と猫脱出騒動

暖かい日。

朝早く、娘と一緒に車で大阪市に住むM子姉ちゃんちに行く。

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お土産に、好きなパンと私の作った柚子と酢橘のジャム、裏庭に咲き出したヒヤシンスを花束にして持っていく。

整形外科と眼医者の薬をもらいに行く、という用事を頼まれたのだが、医者は娘に任せて私は久しぶりに姉のおしゃべりに付き合う。

 

姉は89才。

デイサービスが姉の唯一の公の外出先だが、そこでは誇り高く緊張して過ごしている様子だから、たまに横浜から来る自分の娘には気を許してくだらないことを喋って叱られる・・・・。

そこで唯一自分をさらけ出して喋れる相手は妹の私。

耳にタコが出来るほど、いつも聞かされている過去と現在の話あれこれを。

遠慮なく喋って、楽しかったみたいだった。

一緒に歌も歌った。

 

娘が用事を済まして3人でおやつを食べていたら、携帯に警備会社から電話で、

「警報が鳴ったので今家に駆けつけた」と言ってきた。

「廊下のガラス戸が10センチ開いてます」

「猫の仕業に違いがないけれど、念のために中へ入って調べてください」

「猫がガレージにいます」

「何色ですか?」

「白と茶色です」

「首輪をしていますか」

「あっどこかへ行ってしまって確認は出来ません」

やっぱりクルミだ・・・・・。

戸の鍵をロックし忘れた私が悪い。

 

「緊急事態発生やからもう帰るわね」と姉宅をあたふたと辞去した。

 

しばらくして「家の中は異常ありませんでした。猫も家にいます」と連絡があった。

泥棒じゃなかった。

警備員さんには施錠して帰ってもらった。

やれやれ。

 

動物脱出事件は過去に数回やらかしている。

一度なんか警備保障会社の車2台とパトカーも一緒に来て家の前に止まっていた。

税金を無駄遣いしてしまった。

 

もう警備会社のブラックリストに載っているのかも知れない。

「あゝこの家は猫が戸を開けます。今回もそうですやろ」

なんてね。

この事件のおかげで、まだまだ続くM子姉ちゃんのおしゃべりを中断して帰ってこられた。

 

くたびれたけれど、外へ出るのは気分が晴れる。