a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

96才の姉を見舞う

昨夜、かなりリアルな夢を見た。

今、96才になるC子姉ちゃんと喋っている夢だった。

姉はまだ若く、甥が2人側にいた。

 

目覚めてから、C子姉ちゃんは元気だろうか?と心配になった。

昨年浜寺公園のホームにお見舞いにに行ってから1年以上経つ。

起きてから娘の予定を聞いたら、お見舞いに行こうと言ってくれた。

 

お花を買って持っていく。

生の薔薇なら香りを感じてくれるかも知れないと思ったから。

 

甥の話しでは最近感染症にかかって危なかったそうだが、まだ寿命が有った。

大腿骨の骨折もしたらしい。

満身創痍だ。

 

姉は静かにベッドに横になっていた。

「C子姉ちゃん、K子が来たよ。分かる?」

姉は細く目を開けて「うん」。

部屋にはエンドレスでC.Dで鮫島由美子さんが歌っている歌曲が流れている。

 

娘と一緒にC.Dに合わせて小さな声で歌う。

姉は歌うのも好きだった。

 

聞こえているのかどうか分からない。

質問をすると「うん」または「ううん」と言う。

昨年は「ありがとう」と言えたのになあ。

緊張をしているようなので「お暇するわ」と言ったらホッとしたようで「さよなら」。と言葉が出た。

手を握って「お祈りしているから」と言ったら「はい」と返事が返ってきた。

 

姉とは13才年が違う。

私にとっては姉というより母に近い存在だった。

母は忙しいのと外出が嫌いだったので、幼稚園の遠足の付き添いなどもC子姉ちゃんだった。

和服を着て美しく、良い匂いがしていて誇らしかった。

 

何も喋ってくれないし目を開けて見ることもしてくれないけれど、静かにベッドに横たわっている姿は決して哀れとか惨めではない。

痩せているけれどピンクの頬をして、今も誇り高い寝姿を保っているようなのである。

 

会いに行けてよかった。

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布引ハーブ園オールドローズ