a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

姉妹で有馬温泉に行ったこと

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雨の日曜日の朝、礼拝で始まるこの幸せ。

 

さて、昨日の写真。

有馬へ行ったのは1999年4月だった。

今から22年前で、この日は妹が山口から出てきて我が家で1泊し、二人で待ち合わせの梅田阪急の有馬温泉行きバスの乗り場に行った。

二人が到着したのは約束時間の15分前で、妹がその前に「薬局に寄りたい」と言ったけれど、

「先にお姉ちゃんの待っているところへ取り敢えず行こ」と集合場所に向かった。

 

姉3人はすでに到着していて、怒っている。

「遅かったやんか!指定席取り消そうかと思ってた」

「えっまだ15分あるやん」

「もっと早よ来な心配するやろ!」

「ごめん」

 

この時C子姉ちゃんは76才だった。

私と妹は63才と60才。

 

今になって初めてわかる高齢になった時の時間の感覚。

あっという間に時が経つのだ。

だから待ち合わせの場所には30分前に行く必要があるのだ。

 

とにかく平謝りに謝ってバスに乗った。

しばらくしたら「Sちゃん遠いところ良く来てくれたね」

と、いつもの優しいお姉さま。

 

お風呂に入って写真のように食事を楽しんで、その後カラオケにも行った。

姉妹5人共歌好き全員コーラスグループに参加していた。

でもカラオケはやったことがなくて、さっぱり盛り上がらなかったな〜

その夜遅くまでおしゃべりの姦しかったこと。

 

C子姉ちゃんはこの後も毎年、自分の誕生日に妹たちを堺のホテルに誘ってフランス料理をご馳走してくれた。

最後に約束した時は急に体調が悪くなって外出できなくなって、私たちは4人で心斎橋の日航ホテルで姉妹会をした。

この時もお土産代とロビーでお茶をしなさい、とお金をくれたのだった。

それから後、C子姉ちゃんは圧迫骨折から立ち直れず、認知症が少し入ったのでホームに入って久しい。

 

お見舞いに行っても喋らないから、精がない。

あんなにおしゃべりだったのに、

「姉ちゃん、もう帰るわね」と言ったら、ホッとしたように初めて発した言葉が「さよなら」。

今、コロナでお見舞いにも行けない。

 

いつかお見舞いに行ってC子姉ちゃんに「仰山ご馳走してくれてありがとう」ともう一度お礼を言いたい。

 

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 蕃茉莉もそろそろ終わり。