今日は祝日、昭和の日。
昔は天皇誕生日だった・・・。
夫の叔母が亡くなって、奈良の家は少し手入れをした。
雨漏りもしていたし、庭は素人の私がチョキチョキ切るだけで、これも見窄らしく、植木屋に来てもらって整えた。
ほとんどの休日に行って片付けたり整理をしたりした。
夫の叔母は蔵の中に7竿の和ダンスを収めていて、家の中にも和ダンス2竿、中に和服が綺麗に畳まれていっぱい入っていたのだ。
それは夫の母のもの、祖母や祖父の着物、もっと以前の人衣類かも知れない、捨てるということを知らない人々の残した衣類なのだった。
長持ちも幾つも有って、何代も昔からの衣類や古い布がしまってあった。
今、朝刊に連載中の小説「G線上のアリア」はゴミ屋敷の片付けが続いているが、叔母の残した家はゴミ屋敷とは言えないが、古い家具や物が溢れていた。
夫と私はせっせと片付けて処分に励んだ。
夫の友人たちも好奇心から手伝いに来たし(どこかに叔母さんがお宝が隠してないか?)私の友達は何人も入れ替わり立ち替わり手伝いに来てくれて、古い昔の食器や和服を車に積んで持って帰った。
片付けには数年かかった。
連休は裏山で筍を掘った。
つま先に感じる筍の芽。
そこをスコップで掘ると柔らかい筍が出てくるのだった。
大きなお鍋ですぐに茹でた。
休日をゆったり過ごすと言うのではなくて、草を抜いたりして忙しくて、結構疲れる日々なのだった。
客を招いてバーべキューをしたり、楽しい日々もあった。
若かったから出来たのだろう。
今日の私は、家の中の掃除だけで手一杯。
庭掃除は無し。
花が次々咲き出して、それも見てやらねばならず。