N川さんは謡曲の友人93歳のKさんを1ヶ月に1度訪問している。
Kさんは一人暮らし。
Kさんは7年前の夫の記念会で中西牧師と初めて出会って教会に来るようになった。
ある日、牧師先生に「昔、洗礼を受けたような気がする」とおっしゃるので、先生がお調べになったら、結婚する前にある教会で洗礼を受けていたことが解った。
結婚して子供を育て、未亡人になって、長い空白が有って、再び教会に来ることが出来たのだ。
N川さんが見るところ、家の中はすっかり片付いて、天国へ行く準備は出来ているらしい。沢山あった油絵の作品も残っていない。
和服もN川さんに処分させた(上げたら皆喜んで着ている)。
とにかく物が無い状態なのだ。見上げた潔さである。
N川さんは私の居間を見回して「物がたくさんあるな〜」と言う。今更のように感想を述べられてもなあ・・。
私が今「人形たちのブログ」を書いているのも、写真や諸々を処分するため。
スキャンしてパソコンに入れておいても急にパソコンが壊れることもあるし、保存されていてもぐちゃぐちゃになっている。
ブログだといつでも見られるし。
というわけで、人形たちの写真をせっせと捨てている。
Kさんの真似をしないと。
93歳でもおしゃれをして、しゃんしゃん歩いて毎週教会に来られている(天国はまだまだ先、多分100歳は生きられると思う)。
これも少しは真似しなければ。
というわけで、暑いけれど、今日はふれあい会の「歌と体操」に参加してきた。
汗でびしょびしょになったが元気になった。