午後、M子姉の手術の間、娘と待機する。
80分で無事に終わった。
折れた骨盤に金属の棒が入っているレントゲン写真を見せてもらった。
再び歩けるようになってほしい。
帰ったら少し暗くなっていた。
家の前で遊んでいたお隣の坊やと久しぶりに会った。
長くお母さんの実家に帰っていたのだ。
彼は9月に産まれたばかりの、お母さん抱かれている妹に「触っても良いよ」と許可してくれた。
坊やは4歳になったらしい。
「おばさん、バイバイ」しか言えなかったのに、今日は色々喋ってくれて子供の成長の早いのに驚く。
今日は質問も受けた。
「家におばちゃんは2人?」家族構成を疑問に思っているらしい。
「そうよ2人だけ」というと「もう一人お婆ちゃんはいないの?」
「ぎょ!」
多分、私が朝ゴミを捨てているところを目撃したからに違いない。
すっぴんで普段着の私と、お出かけの私のギャップが、彼にもう一人の人物を作らせたのだ。
朝早く見たお婆ちゃんとお昼のおばちゃんが同一人物であると彼に認識させるにはどうすれば良いのだろう?
教会の友人93歳のKさんのように、朝起きたら一番に髪を整え化粧もして、もうちょっとマシな服を着た上で、ゴミを捨てに出かける姿を彼に見てもらって、幻のお婆さんには消えてもらうしかない。