a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

初めてフェイスシールドを使う

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マリーゴールドはまだ元気

 

今日は蒸し暑く、雷注意報が出ていた。

こんな日は調子が悪い。

耳が詰まって肩から頭までどろ〜んとした感じ。

 

午後、少し昼寝をしてから3時から公民館でのコーラスの練習に行く。

熱中症が危険なので車で送ってもらう。

近所のTさんも誘った。

 

コーラスではフェイスシールドを使うことになった。

案外邪魔にならずマスクをして歌うよりずっと歌いやすい。

 

指揮者の周りはビニールのカーテンが三方に張り巡らされた。

丸で現代の几帳か御簾みたい。

指揮者が遠い存在になった感じがする。

先生の声はビニールカーテン越しに上へ登って我々のフェイスガードに届き、下から耳にやっと入る・・・唯でさえ聞こえにくいのに、半分は勘で聞き取らないとだめなのだ。

後はソーシャルディスタンスを取って。

終了後は椅子テーブルをアルコールで消毒して、床も消毒してモップで拭く。

昨年乳がんを克服したFさんがモップを使い乍ら「こんな作業をさせて貰えるだけで幸せやわ」と言った。

その通りやわ。

 

コロナの患者は各地で増える一方だし、何時また公民館活動禁止!ってなるかも知れないし、今日練習できたのは幸運である。

 

私は合唱でハーモニーを感じて歌うのが何より大好き。

だからフェイスシールドも何のその、気分は高揚して耳の詰まり肩こりは解消した。

何よりの薬やわ (^ ^)

「ヤクルト・スワローズ詩集」

ふと、朝刊のスポーツランを見ると、昨夜の阪神タイガースはヤクルト・スワローズに大勝したみたいである。

2本の満塁ホームランを外国人選手が打ったというのだ。

 

さぞ、私のジジイフレンドたちやコーラスの男声たちは狂喜していることだろう。

姿が眼に浮かぶ。

と言って皆で飲み会で祝杯も上げられないし。

 

亡夫と甲子園に観に行くときは相手がヤクルトだと大抵負けた。

応援席にはヤクルトファンが少数で殆どがトラキチの集団だったのに。

 

村上春樹の新刊短編集の中に「ヤクルト・スワローズ詩集」がある。

 

読んで思い出したのは、亡夫の公民館の俳句のクラブの友人だったO村さんのこと。

彼は割に近くに住んでいた。

うちから徒歩20分ぐらいか。

夫とは15年の年齢差が有ったが、なぜが仲良しで、家に来て俳句誌の編集をしたりしていたし、夫は車の運転を止めていたので、夫の運転手みたいに夫にこき使われていた。

口数の少ない人で、騒々しい夫が一人で喋って、彼は「は、は、は」と笑っているだけ。

物静かな俳人だった。

 

公民館からのバスツアーで神戸に行ったときも一緒だった。

そのときは美術館で「ギュスタフ・モロー」の見学も含まれていた。

夫は絵が分からない人だったから、さっさと出口の方へ去ったが、ゆっくり鑑賞していた私はふと気づくとO村さんは静かに熱心に絵を鑑賞していた。

俳句を頭の中で練っていたのだろうか。

 

夫の叔母が住んでいた奈良の家を処分する前に、整理に行くのにも彼の車で行った。

夫のワガママに「嫌」と言えなかったのか、もしかしたら夫と一緒にいると楽しかったのかも知れない。

 

その日の彼は珍しく運転しながら明るい声でしゃべっていた。

内容はプロ野球のことで「ヤクルト・スワローズ」が快調に進撃している時だった。

珍しいチームが好きなんだな、この人は、と私は後ろの座席で黙って聞いていた。

昨夜の勝利のあれこれを、楽しそうに勝ち誇ったように夫に喋っていた。

夫は阪神ファンだったから悔しいけど、会話が大いに弾んでいたのを思い出す。

O村さんはけったいな人やで〜ヤクルトみたいなん好きやねんて〜」と夫は私に云った。

 

なぜファンなのか?聞くのを忘れたか、聞いたのに忘れてしまったのか、今となっては定かでない。

 

夫の話から彼は心臓の持病が有って、あまり健康ではなかったようだった。

 

夫が脳梗塞で入院中に何度か見舞いに来てくださったのに、たまたま私は病室に居なくて会えなかった。

一言もしゃべることが出来ない夫と二人で病室にいて、どう思って居られただろう。

静かな夫に落胆したに違いない。

 

夫が亡くなって葬儀の後、私は雑事に追われO村さんにお会いする機会も無かったが、彼が既に1ヶ月も前に亡くなられて居たことを聞いたのだった。

悲しくて泣いた。

 

「ヤクルト・スワローズ詩集」を読んだら、忘れていた思い出が蘇って悲しかった。

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奈良で 飛鳥資料館 2005年5月

我ながら愚痴っぽい

今日も湿気の多い梅雨空。

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庭のコンテナの百日草は元気。

 

しんど〜い日。

朝お風呂に入ると眠くなってきた。

猫と一緒に朝から寝てしまった・・・。

 

午後、Nさんが来たので近所のKさんを訪問する。

Kさんは98才。

 

今日も3人で1時間半ほどおしゃべりをする。

NさんもKさんも亡夫の謡曲の友達なのだ。

 

例え3人でも(殆ど私とNさんがしゃべるが)、

例えマスクをして喋っても元気になる。

外へ出かけて誰かと会うのが一番。

 

と言ってもコロナがまだまだだし。

 

せめて梅雨が明けてくれたら・・・。

我ながら愚痴っぽいブログ。

 

 

 

 

 

 

しのぶもぢずり

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零れ種のヴィオラ、こんな季節に咲いている・・・。

 

今日も朝から雨。

7時に目覚めた。

睡眠リズムは正常に戻った。

 

小雨の中ゆっくり歩いて教会へ行く。

Yさんの婚約式が有った!

婚約式とか献児式は好きな行事。

 

Y田さんが新聞のコラムの切り抜きを持って来て下さった。

「ねじ花(もじずり)」について書かれている。

百人一首にある河原左大臣のうた

「みちのくのしのぶもぢずりたれゆえに乱れそめにしわれならなくに」

恋心を表す「しのぶもぢずり」とは、乱れねじれた模様の「もじずり染めの布」とか。

 

またこの花は小さくてもランの仲間。

螺旋状の花の連なりが、茎の頂上まで咲き上がると梅雨が開けるとも言われる。

Y田さんありがとう。

 

うちの庭のもぢずりはとっくに先っちょまで花開いて、ついに枯れてしまったのに、梅雨はまだ明けない。

 

下手な写真だけど再度登場、うちの庭のもじずり。7月2日撮影。

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朝寝坊

昨日レイフ・ファインズ監督の映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」を観た。

 

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ルドルフ・ヌレエフの物語で、1961年に初めて海外公演でパリに来た時に亡命するまでを描いている。

俳優はヌレエフに似たオレグ・イヴェンコ。

脇役にかのセルゲイ・ポリーニンも出ている。

ヌレエフが幼い時はモノクロの画像で、バレーのシーンが多く堪能した。

素晴らしい映画だった。

 

私はバレーを観るのも好きなのである。

ヌレエフは早くに亡くなってしまったが、年齢は私と同じぐらい。

この時のニュースは記憶に十分染み込んでいる。

 

興奮して「ヌレエフの動画ボレロ」を観たりしたものだから、寝るタイミングを失った。

激しい雨の音のせいもある。

2時半まで起きていたから・・・。

今朝、目が覚めたら9時をはるかに過ぎていた。

ゆっくり食事して新聞を読んでいたらすぐ昼になってしまった。

 

娘が9時過ぎても起きてこないので心配したらしい。姪からかかってきた電話で「お母さんまだ起きてこないよ」と不安を分かち合ったとか。

 

今朝は何の予定もない。

寝坊したからといって支障を来すものはない。

それでも何時もと違う行動をすれば若い者に心配させるのだ。

 

40年以上前、夫の叔母が一人暮らしで、私は毎朝8時半にモーニングコールをして安否を確かめた。

なぜ8時半かというと、電話が済んだら自分の予定、例えば友達と映画を観に行くとか、姉のショッピングに付き合う約束をしているとか、いろいろ予定を実行することができたから。

朝の電話で、

「**だから来てくれる?」

と言われたら、友達なんかに連絡してドタキャンをする必要が有ったから。

 

その頃の義叔母は70代。

大抵は電話にすぐ出てきて「お早うさん」と返事があったが、偶に何度鳴らしても起きて来ない時が有って、心配していると眠そうな声で起きてきた。

熟睡していたのであった。

義叔母は夜更かしタイプだったから朝寝坊だった筈。

 

私は自分の都合で朝早く電話をして悪かったな。と今反省しきり。

その年齢にならないと分からないことも有るのである。

イサク(3)ーイサク家の人々

連休2日目。

今日7月24日は何の日で休日なのかな?

カレンダーを改めて見たら「スポーツの日」と書いてあった。オリンピックが始まるはずだったのね。

 

今日も雨は降らないが、曇りの梅雨の1日。

相変わらず映画と読書で家にこもる。

 

   *  *  *  *  *  *  

 

イサク(3)ーイサク家の人々

聖書 創世記27:41-46

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レンブラント ユダヤの花嫁(イサクとリベカ) 

イサクの家族は4人。

妻リベカ、ふたりの息子エサウヤコブ

それぞれに強い願いがあり、それを実現しようとして画策するが惨めな結果を招いてしまう。

 

1、イサク

父イサクが長男エサウ家督を譲ろうとしたのは、猟師エサウへの偏愛だった。

しかし霊的祝福を継ぐのはヤコブであったが、イサクはこれを無視した。

一家の長が家督相続の時に、神のも心を見失うことは重大なミスである。

 

2、リベカ

母リベカも次男ヤコブへの偏愛ゆえに、エサウ家督相続させまいとヤコブに偽装工作をしてまで祝福を奪い取らせる。

彼女も神の御心のゆえではなく息子への寵愛が異常な手段をとらせた。

祝福は得たが、その後、愛するヤコブとは再開することなく生き別れになってしまった。

悲劇である。

 

3、エサウ

彼の問題は、父に求められた猟の獲物を早く持ち帰らなかったことではない。

彼の致命的な問題は霊的祝福を軽んじたことである。

 

ヤコブ

家督相続の祝福を得たにもかかわらず、兄エサウの殺意から逃れるため、20年も故郷を離れて落ち延びねばならなかった。

 

※聖書は、人は例外なく罪と弱さを負う者であり、そんな人間に救いはやがて来られる救い主キリストの十字架のみであること示している。