a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

フジ子・ヘミングさん逝く

昨日は一日中庭で働いたものだから、くたびれてベッドに横になったら、パタンとスマホが手から滑り落ちで横で寝ているクルミちゃんの頭に当たった。

「あゝごめんごめん」とそのまま寝落ちして、朝8時まで。

途中で足が攣って、漢方薬を飲んで、攣ったところに湿布を貼ってまた寝る。

よほど疲れたと見える。

今日も続きをやる予定だったけれど、中止。

無理は禁止だから。

 

ピアニスト、フジ子・ヘミングさんの、2022年にスペインのマジョルカ島を訪れた時の映像を観る。

彼女は1昨日、92歳で亡くなられた。

 

聴力を失っても90歳になっても、演奏会では彼女ならではの美しい演奏を聴かせてくれる。

マジョルカ島ショパンジョルジュ・サンドと一緒に滞在していたところ。

パリから、車でフェリーでの移動は90歳では辛いだろう。

「天国に行ったらショパンが待って居るからお話しするわ」と言ってた。

 

不遇で孤独な時を経て、60代からようやく世間に認められたフジ子・ヘミングさん。

猫が好きで(保護猫を何匹もかっていた)素敵な絵を描いて、個性的な独特のファッションとヘヤースタイル。

人気が出始めた頃にシンフォニーホールで聴いたことがある。

くしゃくしゃの長い金髪を結い上げたヘヤースタイル。レースのストールを長く引きずって登場してびっくりした。

完全に魅了された。

満席のホールに見事な「ラ・カンパネラ」が響き渡り感動したのだった。

 

天国で、ショパンシューベルトに会ってお話ししているかな・・・フランス語で?ドイツ語で?。