昨日レイフ・ファインズ監督の映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」を観た。
ルドルフ・ヌレエフの物語で、1961年に初めて海外公演でパリに来た時に亡命するまでを描いている。
俳優はヌレエフに似たオレグ・イヴェンコ。
脇役にかのセルゲイ・ポリーニンも出ている。
ヌレエフが幼い時はモノクロの画像で、バレーのシーンが多く堪能した。
素晴らしい映画だった。
私はバレーを観るのも好きなのである。
ヌレエフは早くに亡くなってしまったが、年齢は私と同じぐらい。
この時のニュースは記憶に十分染み込んでいる。
興奮して「ヌレエフの動画ボレロ」を観たりしたものだから、寝るタイミングを失った。
激しい雨の音のせいもある。
2時半まで起きていたから・・・。
今朝、目が覚めたら9時をはるかに過ぎていた。
ゆっくり食事して新聞を読んでいたらすぐ昼になってしまった。
娘が9時過ぎても起きてこないので心配したらしい。姪からかかってきた電話で「お母さんまだ起きてこないよ」と不安を分かち合ったとか。
今朝は何の予定もない。
寝坊したからといって支障を来すものはない。
それでも何時もと違う行動をすれば若い者に心配させるのだ。
40年以上前、夫の叔母が一人暮らしで、私は毎朝8時半にモーニングコールをして安否を確かめた。
なぜ8時半かというと、電話が済んだら自分の予定、例えば友達と映画を観に行くとか、姉のショッピングに付き合う約束をしているとか、いろいろ予定を実行することができたから。
朝の電話で、
「**だから来てくれる?」
と言われたら、友達なんかに連絡してドタキャンをする必要が有ったから。
その頃の義叔母は70代。
大抵は電話にすぐ出てきて「お早うさん」と返事があったが、偶に何度鳴らしても起きて来ない時が有って、心配していると眠そうな声で起きてきた。
熟睡していたのであった。
義叔母は夜更かしタイプだったから朝寝坊だった筈。
私は自分の都合で朝早く電話をして悪かったな。と今反省しきり。
その年齢にならないと分からないことも有るのである。