a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画2本

最近観た映画。
イゴールの約束』1996年ベルギー・フランス・ルクセンブルグチュニジア映画。
15才の少年イゴールは父と二人暮らし。自動車修理工の見習いとして働いているが、一方で父の仕事を手伝っている。父は不法滞在外国人の斡旋をして、その上汚いアパートに住まわせ彼らから搾取する悪である。
或る日、アフリカから赤ん坊連れの夫婦がやってくる。夫アミドウが足場から落ちて重症を負うが、警察沙汰になるのを恐れた父は、助けず見殺しにした上死体を埋めてしまう。イゴールは瀕死のアミドウに「妻と子供を頼む」と頼まれ約束してしまった。
約束を守ることは父への裏切りになり、それは父の言いなりになっていた彼自身の自立へと繋がって行くのだった。
ドキュメンタリー風に撮った映像がリアルで、切なさがいや増す。佳い映画だった。
『欲望というなの電車』1951年アメリカ映画。
何度も観ているが衛星映画劇場でやっていたので、ふと観たらやっぱり最後まで観てしまった。
ヴィヴィアン・リーはこの映画がベスト作品だと思う。鬼気迫る表情が美しく恐ろしい。その上スタンリーのマーロン・ブランドがむちゃ良い。若くてセクシー。

イゴールの約束 [DVD]

イゴールの約束 [DVD]