昨日の続き。
小学校のクラスメイトJちゃんが連絡つかない、とI君が心配していたので、電話も出来ない位悪いのだろうか・・・念のためラインで「元気?」と送ってみた。
朝、返信があって「元気です。皆どうしてんのかな?クラス会はやるのかやらへんのかどっち?」なんて呑気な返事が来た。
「やれやれ生きてた」。
I君に電話で報告する。
「よかったよかった」と嬉しそうな声だ。友達が元気なのが今一番嬉しいことである。
クラス会は当分ダメやろうけど・・・。
元気が出たので「私の好きな映画百選」行きます!!
1940年公開アメリカ映画「哀愁」
典型的なメロドラマである。
主演の二人は、美男美女。
ヴィヴィアン・リーは「風と共に去りぬ」が一番名高いが、私はこの映画のヴィヴィアンが一番良い。
ロバートテイラーは典型的な2枚目である。
この映画の頃が最高の美男子ぶりではないかな。
第一次大戦中、ウォーテルロー橋で、イギリス将校ロイはバレーの踊り子マイラと出会う。
突然空襲が始まって二人は地下鉄へ逃げることから恋は始まる。
ロイは彼女に夢中になり結婚式まで考えた。
ロイはスコットランドの金持ちのぼんぼんである。
このぼんぼんは、親の無い庶民の娘が戦時下で踊り子をクビになったらどんな生活が待っているか想像も出来なかっただろう。
メロドラマだから、ちょっとした偶然の出来事が悲劇を呼ぶ。
「哀愁」のヒロインならではの悲しげで思いつめた表情が良い。
スカーレットオハラや「美女ありき」の高慢な表情はない。
「欲望という名の電車」のヴィヴィアンも名演だが、少し怖くて辛い。
「哀愁」は60年以上昔に初めて観たが、年老いてから観ても感想は同じ。
男は思い込んだら強引で、女性は振り回されて挙句哀れな末路を辿る。
駅の雑踏で客引きをするマイラ。
戦死したと思っていたのに、復員してきた将校のロイを発見した時のマイラ。
ヴィヴィアン・リーは見事である。
「私の好きな映画百選No.3」