a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

厳しい家風

昨日のブログの写真には私の伯父たちが写っているが、幼心に目に焼き付いている姿がある。
多分、すぐ上の伯父が我が家に来た時だ。父は座敷で正座をし手をついて「ご無沙汰しておりました。兄上にはお変わりもなく・・・」とかなんとか言って、お互いに丁寧な挨拶を交わしていた姿。
兄弟なのに。親しき仲にも礼儀ありという家風だったのだろう。勿論その後は親しくお酒を酌み交わすのだが。
伯父達は、残念ながら3番目の伯父を除いて若死にだった。
この伯父は東京世田谷区で歯科医をしていた。患者が居るからと、誰の結婚式にも出てくれなかった(今のように新幹線も飛行機も利用出来なかったからだが)。真面目な先生であった。
父と共に訪問したときも、夫と訪問したときも、歓待してくれた優しい優しい伯父だった。