a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」

1985年製作スエーデン映画。
監督のラッセ・ハルストレムの初期の作品で、この後リンドグレン原作の「やかまし村の子ども達」「やかまし村の春夏秋冬」など私のお気に入りの作品を作っている。
「ギルバートグレイブ」「サイダーハウス・ルール」「ショコラ」なども。
この映画も子どもが主人公で、時代は1950年代のスエーデンが舞台。
イングルマンには父はいない。南洋でバナナを出荷する仕事をしているらしいが・・お兄ちゃんは特別悪いわけではないが、いたずらされてけんかになり叱られるのはいつもイングルマン。
母は写真家で結核を患っている。
イングルマンはお母さんと飼い犬シッカンが大好きである。
ベッドで読書ばかりしているお母さんを、楽しい話をして本から自分に関心を向けようとするイングルマン。いじらしい。
ヒステリックに子どもを怒るのは体に悪いと、夏休みは親戚の叔父さんの家に預けられる。
犬はだめと言われて、犬シッカンはどこかに連れて行かれた。
緊張すると手が震えてグラスのミルクが飲めないイングルマンだが、この叔父さんはイングルマンの緊張をほぐしてのびのび過ごさせてくれる。
緑色の髪の子、男の子で居たい女の子など友だちが出来て、サッカーやボクシングで楽しく夏休みを過ごすのだが。
叔父さんの職場であるガラス工場。熱い火の塊を吹いている中を走り回ってのびのびしている。
緑の髪の子のおじいさんが作った宇宙船に乗って、牛の放牧場に落ちたり、大人も子どもも自然で自由だ。

ちょっと辛くてユーモア溢れる映画である。
マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD]