花の中でアネモネが一番好き。ア・ネ・モ・ネという語感が柔らかくて好ましい。
バラのように香しさはないけれど、くっきりしゃっきりした色彩と形のバランスが好きなのだ。
少女の頃、花の名とか動物の名とかを自分に付けて遊ぶゲームがあった。
花の名前の時は「皆が余り知らないのを付けよう」と考えて探し当てたのがアネモネ。
本当は当時見たことは無かった。
家にあった百科事典を暇が有れば見るのを趣味にしていたので、その中で見つけた洒落た花の名前がアネモネ。
それからずっと浮気をせずにアネモネが好き。
この花は案外丈夫で、寒い頃から蕾が上がって来て、誰よりも早く開いて輝いている。
午前中久しぶりに庭に出た。
鉢植えのゼラニュウムにも水をやる。
ゼラニュウムも好きな花。
臭いと嫌う人も居るけれど、私は臭いがわからない。
ずっと昔、フランスのプロヴァンスで「セザンヌ」のアトリエに行ったら、窓辺にゼラニウムの鉢植えが有った。
おしゃれな花なのだ。
午後、公民館へコーラスの練習に行く。
木下牧子さんの「かぜとかざぐるま」の練習。