a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

今日はランちゃんの思い出。
14年半前、娘が自分の誕生日と同じという理由で雑種の生後一ヶ月のめすの子犬を貰って来た。
ランという名の由来は、凝った名前をつけると早死にする、というジンクスが我が家には有ったので、家に来た時ちょうど、シンビジウムの鉢植えが美しく花をつけていたので、即そのままランと名付けた。
与えたミルクも餌も食べずいつまでも震えていて、あげくリビングの隅でそそうをした。
娘が虫下しを飲ませたら、回虫が出て来てその後すっかり元気になったが、それからの一年近くのお転婆振りは手におえなかった。庭箒はぼろぼろ、庭のつっかけも何足無くなったか知れない。
穴堀も名人、一度走り回っていて自分で掘った穴に落ちて、ビッコをひき痛そうに歩けなくなって医者に連れて行った事も有る。
植えた球根はちょっと目を放すと全部掘り上げてくれる。
最初の日にそそうをして以来、家の中でそそうをした事は無い。その点のお行儀は良かった。
お行儀といえば、お座り、お手、お変わり、伏せ、ころん、まで出来た。
言葉はしゃべれないだけで私達の会話はかなり理解して居たように思う。
「可愛いわんちゃん」とか「おりこうやね」とか「いいこいいこ」など大好き。
どんなおいたをしていても「ダメ」というとすぐ止める。
嫌いな言葉は、「お風呂」。
自由が好きなのは私と一緒だ。閉じ込められるのは絶対嫌。紐は何本食いちぎったか。柵を作っても、よじ登って乗り越えた。私とランちゃんの知恵くらべの毎日だった。
「イヤなものはイヤ!」って感じだ。
人に愛想が良くて客が好きで陽気なのは、夫に似た。
明日に続く・・・