暖かくて陽だまりで寝そべっている今朝のくるみ。
私の足はすっかり良くなった。
毎週の火曜日は唯一予定のない日なので、ぼーっとして過ごした。
ナオミとルツ 1、
聖書:ルツ記1:1-22
「嫁と姑」の関係は大抵良くない場合が多いが、今日学ぶルツ記に登場する姑のナオミと嫁のルツはどうだったか。
1、ナオミの悲劇
家族の死
・ナオミは飢饉のため夫エリメレクと二人の息子と一緒にユダヤのベツレヘムを離れ、外国の地モアブに来た。
その地で夫が死んだ。
・二人の息子はそれぞれモアブ人の妻を娶った。
長男の妻がルツ 15節
次男の妻がオルパ。
・しかしまたしても悲劇が襲い、息子二人が死んだ。5節
2、ナオミと共に生活することを選ぶルツ
・次男の嫁オルパは、ナオミからモアブに帰って新たな生活を始めるように勧められ、その言葉に従う。11-14節
・長男の嫁ルツも同様に勧められるが、ルツはナオミと共に生活することを強く決意する。
※ルツの言葉に見られるもの 1章の鍵となる言葉
・義母と生活を死ぬまで共にする決意の強さ
あなたの行かれる所へ私も行き、
あなたの住まれる所に私も住みます。
あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。16節
・ナオミの信ずる神を神とする信仰の決意表明
あなたの死なれる所で私は死に、そこに葬られたいのです。
もし死によって私があなたから離れるようなことがあったら、
主が幾重にも私を罰してくださるように。17節
3、ルツと共にユダヤに戻るナオミ
・悲しい思いでユダヤに戻る二人に町中の人が声をかける。19節
ナオミは彼女たちに言った。
「私をナオミと呼ばないで、マラと呼んでください。」
ナオミの心境を表す言葉 20節
ナオミ=快いの意味。マラ=苦しむの意味。
・不幸と悲しみの1章であるが、最後の1節に
大麦の刈り入れが始まった頃ベツレヘムに着いた。22節とある。
これはのちに展開していく希望の幕開けの言葉。
悲しみだけではなかったのである。
「ルツ記」に基づくミレーの絵画「落穂拾い」。