昨年11月に大腿骨骨折をしたM子姉に会いに行った。
今日は手術を受けた病院での診察日だった。
診察後に一緒に食事をしようと病院へ迎えに行ったが、診察と点滴が長引いたので家に寄ってしゃべることが出来なかった。
骨粗鬆症の点滴を受けている姉としゃべる。
姉はデイサービスでカラオケを歌うらしい。
「千の風になって」が唯一のレパートリーだというので、それは惜しいし、もっと素敵な歌がカラオケにあるはずだからと候補の曲名を上げると、突然その歌を歌いだすので止めるのに必死だった。
「荒城の月」なんかはどう?というと「は〜る〜こ〜お〜ろ〜うの〜」と小さな声で歌いだす。
そのうちだんだん興奮して声が大きくなる。
午後の処置室と言えど、しんとした病院に響き渡る。
姉は86歳。
決して認知症ではないのだけれど、少し変わっているので周りの者は「あわわ・・・」となる。
娘と私に会えたのが嬉しかったのか目が輝いている。
もっとゆっくり話しが出来たらよかったのだけど・・・私もくたくた。
時間が押してコーラスの練習に行けなかった。
姉の歌えそうな曲を探して楽譜をコピーして送ってあげようと思う。