今日も一日中雨が降った。
少し寒い。
クルミの目は大分良くなる。
猫に目薬を挿すのは一苦労なのである。
夜、来客。
夕飯を一緒に食べて楽しい一時を過ごす。
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聖書の女性 タビタ
小説「狭き門」で有名なアンドレジイドは「美しく死ぬのはそれほど難しいことではない。しかし、美しく老いることは至難の業だ」と言った。
高齢社会の日本で「美しく老いる」は現代のテーマである。
今日は「美しく老いる」生き方を示したタビタを取り上げる。
聖書 使徒の働き9:36-43
1、タビタの生き方 36
・タビタ(ギリシャ名はドルカス 意味は、かもしか)は地中海に面した港町ヨッパに住んでいた。
・多くの良い業と癒しに生きていた。
服飾の才があって信仰仲間のやもめたちに「下着(現在ではブラウス)や上着(現在ではコート)を作ってプレゼントしていた。
如何に喜ばれていたかわかる。39
・タビタもやもめだったと思われるが、残りの人生をただ死を待つだけとか、老後の世話になることしか考えない人生ではなく、
「受けるよりも与える方が幸いである」使徒20:35 を実践した人であった。
それが「美しく老いる」生き方をもたらし、多くの仲間から慕われたのだろう。
2、タビタの死と埋葬
タビタの死から 37、信仰者の死に対する態度について教えられる。
①残されたものの悲しみ・・・「皆泣きながら」39
遺族の悲しみを十分理解同情し、いたわりの言葉と気持ちを伝えること。
しかし、希望の世界がないかの様な度を越した自暴自棄や神への恨みなどは避けるべきである。
②遺体を丁寧に扱うこと・・・「その遺体を洗って屋上の間に置いた」37
遺体を丁寧に扱うことは大切。
しかし、他宗教のように遺体への礼拝は避けるべきである。
また「死んだら灰にして海にでも撒いてくれ」と聞くことがあるが、復活を信じるものは墓地に納めて遺族に希望を伝えることも大切な使命である。
③説教者(ペテロ)を招いて御言葉を聞く機会を設けた。38
3、死の克服
ペテロによる死を打ち破る奇跡が起こった。40
これは現代に通用すれば、キリストを信じる者にとっては、死は終わりではなく、永遠の命への幕開けであるということである。
イエスは言われた。
「わたしは、よみがえりです、いのちです。
わたしを信じる者は死んでも生きるのです。」 ヨハネ11:25