a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

聖書の女性(44)ーサッピラ

晴れて暖かくなった。

庭で球根を植える。

最近の私は忘れっぽいからどこに何を植えたか春には忘れているだろう。

でも花が開いたら思い出せる^ ^

午後は「優しい体操」。

当番だったので早く行く。

車で出かける娘に集会所まで乗せてもらう。かなりきつい坂道なので助かった。

 

   *  *  *  *  *  *

 

聖書の女性(44)ーサッピラ 

 

聖書 使徒5:1-11

 

聖書には麗しい人物が多く登場するが、逆に恥ずべき行為に陥った人物も出てくる。

それは現代に生きる私たちに反面教師としてのレッスンを提供してくれるものである。

夫婦結託して罪に走り身を滅ぼすことになってしまったサッピラが今日の女性。

 

1、アナニヤとサッピラの問題は何だったのか

・地所の売却金を捧げなかったことが問題ではない。

問題は売却金の一部を「全額」と夫婦共謀で偽った偽装工作にあった。

・土地の売却金の中から一部を自分のために残しておき、ある部分を神に捧げて正直に報告すれば何の問題もなかった。

・「妻も承知の上で」 とあるが、妻の務めとは何か?

「妻の務めは夫をして神に向わしめることである」

 

2、なぜアナニヤとサッピラは偽装工作に走ったか

前節4:36、37と無関係ではない。

多分バルナバの無私の献金に対する賞賛を知ったアナニヤとサッピラは、自分たちも賞賛を受けたいと思ったのに違いない。

妬み→ヤコブ3:14、15

 

3、ふさわしい解決の在り方

これがもし現代なら、この事件は新聞で「恐怖の教団出現!献金偽装報告で指導者による糾弾で夫婦即死。教団内の青年、家族に相談なく即葬る!」と書きそうな震撼とさせる事件である。

①従来、ペテロの糾弾 3、4 は神による正当性を根拠にしてきたが・・・。

献金偽装は確かに問題であるが、糾弾したペテロはかってキリストが教えらた 次のような人の過ちに対する対処のプロセスを通るべきであった。

 先ず個人的に忠告。

 次に2、3人、

 最終的には教会決議のプロセスである。

 ペテロはこのプロセスを踏まずいきなり公衆の面前での糾弾であった。

 

 もし、あなたの兄弟が罪を犯したなら、行って二人だけのところで責めなさい。

 もし聞き入れたら、あなたは兄弟を得たのです。

 もし聞き入れないなら、ほかにひとりかふたりをいっしょに連れて行きなさい。

 ふたりか三人の証人の口によって、すべての事実が確認されるためです。

 それでもなお、言うことを聞き入れようとしないなら、教会に告げなさい。

 教会の言うことさえも聞こうとしないなら、

 彼を異邦人か取税人のように扱いなさい。 マタイ18:15-17

 

エルサレム教会を理解する前提

「福音理解」については使徒2章にみるペンテコステでの福音理解の完全性。

「教会生活」については使徒5、6章に見る不完全性。