聖書の動物たち(9)ー岩だぬき
岩だぬきは中東やアフリカに分布している。
聖書はこの岩だぬきを通して何を示そうとしているのか。
聖書 箴言30:24、26
この地上には小さいものが四つある。
それは知恵者中の知恵者だ。
岩だぬきは強くないものたちだが、
その巣を岩間に設ける。
1、岩だぬきの何が賞賛されているのか
岩だぬきは敏捷でなくのろまである(体長45センチ)。
しかもハリネズミの棘針のような、ウサギの早い足のような攻撃の武器は何もない。
聖書では「小さくて弱い動物」の代表。
しかし神は知恵者中の知恵者として「岩だぬき」をあげておられる。
それは巣を岩間に設けること。
確かで安全な「避け所」を持っていること。
他の動物の様に武器がなくても、負けないで生き抜くことができるのである。
2、安全で確かな「避け所」を持つことは最高の知恵である
「知恵者中の知恵者」とある。
どんなことより勝る知恵は、人生の避け所、いざとなった時の確かな支えを持つこと、と聖書は言う。
神は 我らの避け所 また力。
苦しむとき そこにある強き助け。詩篇46:1
3、「避け所」(巣)ですべきこと
重荷を主にゆだねて待つこと。
危険や災いから身を守るために「避け所」に入るのだが、人間はなかなか安心しない。
次々と心配していく。
民よ どんなときにも神に信頼せよ。
あなたがたの心を 神の御前に注ぎ出せ。
神はわれらの避け所である。 詩篇62:8