今日は何も予定がないし、暑いので一日中どてっとしていた。
大きな台風が近ずいていて、私は何かふらふらで気分が悪い。
映画「山河遥かなり」1948年製作。
大勢の孤児たちが貨物列車で運ばれてくる所から映画は始まる。
飢えと恐怖心を持った子供たち。
収容されて情報を聞き取る人たちは優しい。
カレルは腕に彫られた囚人番号だけが頼りというチェコの子供である。
「A」はアウシュビッツの印で残りの数字は親と離れた子供についた番号と言うことだった。
しゃべることが出来なくなってしまっている主人公カレルは1936年生まれである。
(私と同じ年齢)
まだ10歳なのだ。
覚えているのはフェンスで仕切られた向こうに歩いているママの姿だけ。
この映画は瓦礫の山となっているドイツで撮影されている。
ハッピーエンドなので安心して観ていられるが、親と離れて過酷な目に会っている子供たちが哀れである。
又幸せな家族を奪われて囚人となっていた母親は解放後必死で子供を探す。
これも雲をつかむような難行である。
優しいG.Iのモンゴメリー・クリフトが素敵。