娘が「オタマトーン」という玩具の楽器を手に入れた。
早速こたつに入って試し弾きをした。
胡弓の様な音が出る。
テレビでカラオケを写して「誰も寝てはならぬ」とか「サンタルチア」と共演を始めた。
私もカラオケに合わせて歌う。
コロナ下の家族団欒の図である。
ところが突然、猫のクルミが炬燵から出てきた。
「何?この音は?」
キッtと睨んで私に噛み付いてきた。
「変な声で歌わないの!!」。
「変な声はママとちゃう、dollyちゃんがオタマトーンを弾いているの」
猫にとってかなり頭に来る音のようで、走り回って挙句私のセーターの上から噛み付く。
初めて聞く変な音は怖いのだろう。
私も試してみたかったけれど、セーターは破れるわ噛みつかれるわ、で諦めることにした。
そのうち慣れると思うけれど。