台風が向かっているらしい。
私の体が反応している。
耳が塞がって少しふらふらする。
朝からばてばてだ。
木曜日の超猛暑の日に受けた試練が体を痛めつけたのかも。
何と言っても高齢なのだから。
佐藤愛子さんの新刊
「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」を読んだ。
愛子さんはこの秋に98歳を迎えられる。
「九十歳。何がめでたい」が刊行されてベストセラーになって早や5年。
ベストセラーで大騒ぎの日々を過ごした後、ヘトヘトになられたとのこと。
ヘトヘトぶりが面白く書かれている。
いくら元気だと言っても日々弱るのが人間の体。
「頑張れ!」といっても自然に逆らうのは無理なのだ。
ついに筆を折られて、
「みなさん、さようなら。ご機嫌よう。ご挨拶して罷(まか)り去ります。」
の言葉で締めくくられていた。
最後の本というわけ。
ちょっと安心した・・・というのが私の正直な気持ちである。
いつまでもしっかり矍鑠としてられたら「バテバテや〜」とサボってるのに罪悪感を抱いてしまう。