小春日和。
居間から庭に咲いている石蕗の黄色い花が見えている。
私はまだ庭に出られない。
これは去年の写真。
ところで、私の在宅療養生活も15日になる。
薄紙を剥ぐように少しづつ治ってきているみたいだ。
辛いベッドの上も、要領が分かってきて痛みを避けることが出来るようになった。
寝返りを打つと痛みが走るので、背中にクッションを当てている。
ベッドに横たわる時、起きる時、コツが分かってきて慎重にゆっくり動作をすると痛みが来ない。
猫のクルミはそんな私をジッと見つめている。
心配してくれているのだ。
・・・しかし苦労するなあ・・・早く寝返りしながら自由に寝たいものだ。
シャワーも一人で出来る。
バスルームに入るとき「お風呂入ります」と娘に声をかけてから入る。
注意が要るのは床は勿論のこと、大事なのは手すり。
常にシャワーで石鹸を落とすこと。
石鹸が付いていると、つるっと滑ってとても危険。
シャワーの時はコルセットを既製品のしっかりしたのを付けている。
椅子は介護用のしっかりした物。7年前に買った骨董品だけど。
もう少し寒くなったら足湯を使おうと思う。
骨も少しはくっつき始めているだろうし。
7年前の圧迫骨折の時を思い出して参考にしている。
前は入院していたから、全て看護師さんが付き添ってシャワーを浴びていた。
衣類の脱ぎ着もだんだん時間が短縮されてきた。
その上、私には有能な助手が居る。
体を曲げられないから手伝ってくれるのは、この子。
床の物を拾ったり、パンツを履く時にも引っ張り上げるのに便利。
これも7年前から重宝している。
病院ではカーテンを閉めるのに便利だった。
手伝って欲しい時はラインで2階にいる娘を呼ぶ。
娘の料理の腕が上がって来た。
療養生活15日目の報告まで。